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![]() 巨人と玩具 |
高度経済成長、大量消費社会。あの浮ついた時代に増村が決別を告げる。 ここに象徴される「巨人」とは社会、「玩具」とは即ち我々である。我々「玩具」は社会「巨人」のスピードに飲まれその呪縛から逃れることはできない。しかしここにはどんなスピードにもブレることのないカメラ「視点」が存在する。ツバくらい吐きかけてやればいい、しかし卑屈になるな。あまりにも早すぎた作品である。 |
![]() 開高健~河は眠らない~ |
開高先生の旅行記や釣り日記に相当する作品は、生前、NHKなどで
取り上げられていたし、死後に、Hi−Visionで取り上げられて もいた。しかし、正直言うと、どれも、散漫で、VTRやDVDに残し ておいたが、これぞというものが、なかった。 この作品は、開高先生の生き様を極めてコンパクトに取り上げて、実 に重い印象を与える(不快という意味ではなく)。 ただ、私の知る限り、他にも開高先生の映像はあるはずである。 何とか、これを上手く編集して、続編を出してほしいと思う。 改めて、見直したけれども、開高先生の映像はもっとあると思うのですね。 小説とビジュアルを上手く融合できないのでしょうか? 切に願います。 さらに、確認しましたが、開高先生の映像は、相当多数あるようです。作家画から・・・ではなく行動派知識人の活動として、さまざまな編集ができると思うのですが、そういう出版社は無いのでしょうか?(2007年6月28日再編集) |
![]() 一言半句の戦場 -もっと、書いた!もっと、しゃべった! |
単行本から、こぼれ落ちた作品群を蒐集し尽くしてある。新聞や雑誌、業界紙やミニコミなど記事をはじめ、広告コピーや帯の一文など、貴重な原稿が収録されている。タイトルの“一言半句”は、所収の『週刊プレイボーイ』に由来が書かれてある。「他人さまの作品を判断するボクの基準は、実に簡単です。とくに新人賞、芥川賞の選考のときもそうだけど、ボクは作品の中に一言半句、鮮烈な文句があればもう充分だというのが私の説やね。一言半句でいいんだ。ところが、これが実にない。数万語費やして一言半句でいいんだ・・・」。言葉の魔術師であり、コピーライターだった若き日より、一言半句に精魂を込め、魔法をかけ続けた文豪だからこそ言える。本書は開高健の普段着の素顔を再発見できる。思えば『裸の王様』で芥川賞を受賞して以来、数多く賞を受賞したが、代表的な文学作品はどれも襟をただして読むべきものばかりだった。本書には一徹な若い頃の作品から、人生の達人として“軽妙洒脱”さを発揮した対談、冒険心を綴った海外ルポなど見逃せない。40年前からのフィッシングの世界秘境旅は、環境破壊の現実に文豪の眼を向かせた。その先見の明と提言にボクは唸った! 本書には“開高健”が凝縮してある。それでいて、手軽に雑誌感覚で読める。小説家・開高健と一味違った側面を切り口にした『饒舌な年譜』は、“開高健”の多芸多才ぶりを解きあかした。“人間・開高健”の輪郭を証言構成した「さまざまな思い出」は、隠れたエピソードを発掘し、多彩な“開高色”が見えてくる。本書を文豪が好きだったワインに例えるならば、没後の長き時間を経過により、十分に発酵・熟成し芳醇な香りがする。時が言葉を磨き、いま蘇る“開高モルト”の未収録味は。時代を超えた鋭ささが光っている。
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![]() ベトナム戦記 (朝日文庫) |
1954年生まれのレビュワーにとっては、「ベトナム戦争」として報じられる戦況の後半部分に意識があるが、前半は、正直言うと「なんでアメリカがあんなところで戦争してるの?」という感じであった。
世の中には、アメリカに留学した小田実さんらの「ベ平連」が盛んにデモをしているのが思い出される。 この時点で、私の知る開高健さんは、山口瞳さんの先輩で、魚釣りの好きな人、お酒を飲む大食漢でしかなかった。この人が何ゆえにベトナムまで行くのかは、中学生の小生には理解不能であった。 高校になって読み、大学になって読み、社会人になって読んだ時にベトナム戦争の帰趨とか、その後のカンボジアの情勢や更には共産国家の終焉などの様々な別の情報が入っていて、彼の文章は素直に受け入れられなかった。 しかし・・・・ここから怒られるかもしれないけれど、ひょっとして、開高健さんは、「文豪」とか「社会評論」とかのややこしいことではなく、『ライズ』のくりかえされる浅瀬にフライを飛ばすフライフィッシングの場所としてとらえたのではないかと思えてきた。命がけのフライの操作ではあったが。 そう考えると妙に分かりやすいのですが、いかがでしょう? |
![]() 風に訊け (集英社文庫) |
本書は読者からの相談に巨匠が答える人生相談の形式をとってはいますが、
巨匠の圧倒的な知識、ユーモア、人生観が反映されたその回答は、一つ一つが巨匠のエッセイとして読むに足るほどの濃密さです。 「オーパ!」や「輝ける闇」などの数多くの名作を残してきた巨匠ですが、 ちょっと敷居が高いかなと思っている方にも、軽妙な語り口でスラスラと読み進められる本書はオススメです。 連載自体はかなり前のようですが、今も色褪せずに、人生相談の本としても機能してくれることでしょう。元気になれます。 |
思いがけずこんな 開高健 を夢で見た・・・!
ユーザーとのコミュニケーションをベースに自分の支持層を拡大していった 開高健。「初めてのイベントで不安だったけど、大勢の人が来てくれて幸せです」。
全体的に大人っぽく映るといいなと思って撮影に臨みました。甘い感じのものもあるし、クールだったり、清楚だったり、いろいろな私を見てほしい」。
う~む意味深。こりゃまさにあれだね。ほら、なんつうかその、
『 頼むから黙って、ただ愛させてくれ。 』( ジョン・ダン )
ズバリ!ですなあ。。
コラムdeコラボ!7月 手放せない本:書き手 モモ
開高健の『夏の闇』がそれです。 ベトナム戦争に記者として従軍した男と、 戦後の日本から逃げ出してドイツに暮らす女のひと夏の物語。 ひたすら食って、寝て、 (この場合、眠るではなく男女の営みですな) を繰り返すだけ。 ...
[Book]『日本三文オペラ』開高健
そんなとき、開高健に出会った。『輝ける闇』でベトナムを彷徨った。私は我を忘れた。 ○○○. 1958年に『裸の王様』で芥川賞を受賞した開高健はノイローゼになり、心のモヤモヤを晴らすべく大阪東成のくず鉄泥棒集団に潜入し、その体験をもとに『日本 ...
mybooms さんのレビュー
£1.00.
2008年 やまゆり
もう一度撮り直しに行きたいのだけど・・・ 20代30代の頃、開高健さんが大好きでした(人も作品も)。 開高健展の初日を待ちかねて市内の資料館に行ったら、 カメラを持った人から声をかけられて・・・ 今日図書館・・・
秘蔵の酒を飲む ~ 真稜 逸見酒造
たとえば、開高健は三増酒全盛の時代、日本酒がうまくないからウイスキー党にならざるを得ないと語っていたが、それでも新潟のある酒蔵を訪ねたときに腰を抜かすほどうまい酒を飲んだというエピソードを書いていた。 うるおぼえでエッセイのタイトルも ...
12日から開高健の人物像展
作家でコピーライター、戦場ルポライターやなど多くの顔を持つ開高健の人物像を伝える企画展が、12日から8月24日まで郡山市で開かれる。 こおりやま文学の森資料館の夏の特別企画展で市、市教委、同館の主催、開高健記念会の協力、福島民報社などの ...
sheep さんのレビュー
中学の頃に読んだので全然覚えていないが、その時は感動した。もう一度読みたい作品。
2008年上半期に読んだ本
開高健は「日本三文オペラ」くらいしか読んだことが無かったけど、本を処分するという人からたまたま何冊か譲り受けたので、まとめて読んでみた。ベトナム戦記関連のものも読んでみたい。 鴨志田穣の「アジアパー伝」は、フリージャーナリストの故橋田 ...
[本棚]開高健の古い本
10年前に フライフィッシング をはじめてから 開高健 を読むようになったので、当然、 釣り 関連の 文庫 は全部読んでいる。というか 開高健 はそれくらいしか読んでいない。 … http://d.hatena.ne.jp/mori0502/20080319/1205868150.
東京夜話/いしいしんじ
開高健に『ズバリ東京』という傑作街歩きルポがあり、その透徹な視点と人間への切なる愛情のこもった文体でメロメロにさせられたのだが、いしいしんじの描いた東京を舞台とする短編集にも同じような透徹で冷めている視点が確としてあるのだが、やはり深く ...




